ちゃれんじ?
東野 圭吾
定価: ¥ 998
販売価格: ¥ 998
人気ランキング: 125880位
おすすめ度:
発売日: 2004-05
発売元: 実業之日本社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
爆笑スノーボート成長記?いやはや、東野さん。さすがでごじゃりまする。
スノーボート挑戦なんぞは、やはり趣味なので何も言わない。
しかし、それを(いつの間にかとはいえ)連載エッセイにし、しかもそれが大変笑える仕上がり。
参りました。
間の短編小説もやはりクォリティーが高く、東野圭吾の天才ぶりが、今回も見せつけられたように思う。
しかし、『さいえんす?』『ちゃれんじ?』と続き、次はどんなエッセイが読めるのか。
小説ともども、期待したい。
肩の凝らない話♪東野さんが、だんだんとスノーボードにのめりこむさまが面白い。作品を読むだけでは決して知ることの出来ない素顔がそこにあった。自らを「おっさんスノーボーダー」と称し、新たなスポーツに挑戦する姿に、同じ世代の人間としてエールを送りたい。私も、いくつになっても新しいものに挑戦するという意気込みだけは、持っていたいと思う。おまけとして収められている短編ミステリーも、笑える。読んでいて肩の凝らない、楽しい作品だった。載っているたくさんの写真も必見!
やる気もりもり 東野さんは2002年2月44歳のときに突如としてスノーボードを始め
た。そしてのめりこんだ。一つのことに打ち込む東野さんの集中力がう
かがい知れるとても面白いエッセー集だ。シーズンの最初から最後まで
目一杯スキー場に通い、さらにシーズンオフには今はなきザウスで週イ
チのペースで練習し、腕をめきめき上げていったことがよくわかる。ザ
ウスの閉鎖に関してもここで初めて知った話も多く、興味深く読むこと
ができた。
エッセーに混じって短編小説も3本入っている。軽いどんでん返しみ
たいなのもあって、さすが東野圭吾と唸らせる。スノーボードに疎い私
は、最後の短編のトリックにすっかり感心してしまった。
人は歳をとるにつれて上達の喜びを味わう機会が少なくなる。しか
し、上達の味わいは歳に関係なく人を高揚させる。スノーボードが若い
人のスポーツだと決める必要はまったくなく、やりたいと思う人はいつ
でも始めればいいのだ。あらためて当たり前のことに気づかせてくれ
た。やる気がもりもり沸いてきた。
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